昨年の７月５日(日)に３ヵ月遅れで開幕した都技野球連盟リーグ戦。毎年各チーム３試合の総当たりで９試合ずつでしたが、今季は試合数を削減して２試合総当たりの各チーム６試合を行いました。

前回の報告では「開幕戦で昨年度優勝の文京・大田が同２位の葛飾と引き分け、北が江東に勝利、引き分けは例年より大きく響いてくる」と記載しましたが、７月23日（木・祝）の第２戦では第１試合で北が葛飾に勝利したのに対して第２試合の江東と文京・大田は途中で雨となりノーゲーム（今季は日程の都合上再試合無し）。開幕２連勝の北に、葛飾と文京・大田は早くも引き離されてしまいます。８月30日（日）の第３戦で葛飾は江東とも引き分け文京・大田がようやく北に黒星を付け、北を追う文京・大田という展開で折り返しました。

10月４日(日)からの後半戦。ここまで最下位の江東は第１試合で文京・大田に初回先制から追加点、先発投手の完投で逃げ切り快勝。今季初白星を挙げると、続く第２試合で北は葛飾に大量14得点を献上し今季初黒星。

ここで潮目が変わった今季のリーグ戦。11月１日(日)の第１試合で北が文京・大田にまたもや大敗で２敗目を喫すると、江東は葛飾に対して先制を許すもシーソーゲームを７－６と競い勝ち２勝目。最終戦での北との直接対決で逆転優勝を狙います。

「引き分けは例年より大きく響いてくる」

この予想通り11月23日(月・祝)に行われた最終戦で優勝チームが決まる展開になりました。第１試合の北対江東。どちらも勝てば（この時点ではまだ同率他チームも出る可能性のある）優勝。後半戦に入って勢いに差が出てしまったチームの対戦でしたが、勢いそのまま８点先制した江東に３連敗中の平均得点が２点の北に追い上げる機会はなく８－１と江東がまず優勝を決めました。

続く第２試合、勝てば同率優勝となる文京・大田は第１試合の結果から優勝の目は無くなってしまった葛飾との対戦。今年度のコロナ禍において最終戦となったこの試合、葛飾は太田理事長自らマウンドに登り粘りのピッチングで５失点ながら完投。しかし打線がそれを上回る10得点を挙げダブルスコア―で勝利しました。

この結果、江東が2004年(平成14年)以来の優勝、単独としては初の優勝となりました！

今季は勝敗よりもリーグ戦が開催されること、そして縮小ながら無事開催できたことが何よりでした。そんななか、前半結果の出なかった江東が後半に連勝を重ね逆転優勝を飾ったのも明るい話題となりました。

年明けから都の感染者数は桁が上がってきました。

この記事の発行時や2021年度の開幕予定時にどのような状況になっているかは判りかねますが、今後も細心の注意を払い都技野球連盟はリーグ戦の運営を行っていきます。

都技の野球チームは現在４チームですが、各地域歯科技工士会から参加されています。

会員の健康増進目的や相互コミュニケーションの場である都技野球への参加は何処の地域会員でも構いません。後述の理事長のコメントにもありますように気軽にご参加ください。

下記に来季予定を記載しますが、２月に開催予定のZoom会議にて詳細が決定しますので、次号でまたご報告いたします。

参加ご希望の方は都技野球連盟理事長・太田(葛飾)までご連絡ください。

勤務先電話番号＆ＦＡＸ番号　０４８－２２５－４３８８

江東野球部主将　新井　肇

昨年度の都技野球は新型コロナ感染の影響で開催が危ぶまれましたが、三ヵ月遅れ、試合数を減らして、開催する事が出来ました。理事長をはじめとする関係者の皆さんありがとうございました。江東チームは例年、勝敗よりも会員の親睦を目的とした野球でしたが、昨年度は何故か優勝してしまいました。チーム一同驚きました。来年度も江東チームは会員親睦を目的とした楽しい野球で優勝目指して頑張ります。

都技野球連盟理事長　太田　亮

明けましておめでとうございます。平素より都技野球連盟の活動にご理解ご協力頂きまして誠にありがとうございます。2020年は新型コロナウイルスの影響により、世界中で極当たり前の普通の生活が奪われました。我が国でも２月から感染が拡大した為、我々も例年であれば４月から11月にかけて9試合のリーグ戦を展開していましたが、４月の開幕は無理と判断し、状況の改善をみて７月５日を開幕戦としました。が７月に入ると東京の感染者が１日100人を超える様になり、躊躇いもありましたが、多くのメンバーから野球がしたいとの声がありましたので、各自体調に気を配りながらのスタートとなりました。

６試合に縮小し、雨天による順延や試合途中の降雨での中止がありましたが、11月23日に無事全日程を終了し、江東チームの優勝となりました。

江東チームは20年程前に再結成した翌々年に優勝して以来の２度目の優勝ですね！　おめでとうございます。

私ごとではありますが６年前に丁度還暦を迎えた頃に発症したリウマチ性多発筋痛症で１ヵ月の検査入院を余儀なくされました。痛み止めが切れれば歯ブラシもまともに持てない、寝返りもうてない、便座に座ることも躊躇する痛みに苦しみながらの検査は全て陰性で、何らかの原因で身体に入ったバイ菌に免疫が異常に反応した事によるリウマチ性多発筋痛症と言う病気でした。ステロイドを１錠服用すると痛みは嘘の様に消え、サクサクと動く身体に喜びとステロイドに怖さも感じました。「寛解までに２年かかると思ってくださいね」と先生に言われましたが、ステロイドの服用も４ヵ月で終わり、通院も終了しました。「癌と同じで５年は再発に注意してください」との事でしたが、無事に６年が過ぎ後遺症の筋肉痛も無くなり完全回復を自覚しました。病気になって初めて普通の事が当たり前に出来る事への感謝、野球やゴルフ等が出来る喜びを改めて感じました。

野球部の仲間達が病気の回復と還暦の祝いをしてくれた事も生涯忘れられない大事な思い出です。

都技野球連盟では、守備が９人であれば何度でも出入り自由、バッティングのみの参加もあり等独自のルールでやっておりますので、感染が落ち着きましたら是非気楽に遊びに来て頂きたいと思います。

 
2021年度リーグ戦予定

４月４日(日)　　　　8:00〜12:00

５月９日(日)　　　　8:00〜12:00

６月６日(日)　　　　8:00〜12:00

７月４日(日)　　　　8:00〜12:00

８月29日(日)　　　　8:00〜12:00

９月５日(日)　　　　8:00〜12:00

10月３日(日)　　　　8:00〜12:00

10月31日(日)　　　　8:00〜12:00

11月７日(日)　　　　8:00〜12:00

予備日

11月23日(火・祝)　　8:00〜12:00

12月５日(日)　　　　8:00〜12:00

 

原（都技野球連盟　広報）